もち麦は大麦のもち性という性質、pearl barley(精白大麦)は精白・研磨、押し麦は押しつぶす加工を示す語です。一つの商品が複数の説明に当てはまることはありますが、これらは一対一の訳語ではありません。
どの語が大麦の性質で、どの語が加工ですか
表示は二つの軸に分けて読みます。まず大麦がもち性かうるち性かを見て、次に精白や圧ぺんの形を確認します。そのため「もち麦=pearl barley」「pearl barley=押し麦」と一つに決めることはできません。
| 軸 | 表示語 | 具体的な意味 |
|---|---|---|
| 大麦の性質 | もち麦 / waxy barley | もち性の大麦という種類。精白の工程を指す語ではありません。 |
| 精白・研磨 | pearl barley / 精白大麦 | 外皮と、ぬか層の一部または全部を磨いて取り除いたものです。 |
| 押す加工 | 押し麦 / pressed barley | 外皮を除き、蒸気で加熱して押しつぶす日本語の加工説明で、もち性の同義語ではありません。 |
もち性大麦はでんぷんと食感にどう関係しますか
品種「ダイシモチ」は、でんぷんの成分であるアミロースが少ないもち性大麦です。農林水産省のウェブサイトに掲載された品種紹介では、炊くともちもちした食感になると説明されています。ここでいう「もち」は、粒を押して平らにした形ではなく、でんぷんの性質を指します。
押し麦とpearl barleyはどう違いますか
農林水産省は六条大麦が精麦され、押し麦、丸麦、米粒麦などに加工されると説明しています。北陸農政局は押し麦を外皮を除き、蒸気で加熱して平らに押す工程と説明し、Whole Grains Councilはpearl barleyを外皮とぬか層の一部または全部を磨くものと説明します。これらは加工の説明で、もち性とは別の軸です。