ラウマー(ツボクサドリンク)は、セリ科の多年草ツボクサ(Centella asiatica)からつくられます。地面をはうように育ち、葉は豆のような形で、縁に丸いぎざぎざがあります。シンガポール国立公園庁(NParks)は、葉を食べられる部位とし、ベトナム、インド、マレーシア、日本を含むアジアの13か国を原産地に挙げています。
ラウマーは英語やほかの言語で何と呼ばれていますか
ベトナム科学技術省に属するベトナム韓国科学技術研究所(VKIST)は、rau máの学名をCentella asiatica (L.) Urb.としています。ベトナム保健省の国立栄養研究所がまとめたベトナム食品成分表では、rau máの英語名はIndian pennywortです。
| 言語 | 名前と、その名前を挙げている機関 |
|---|---|
| ベトナム語 | rau má(VKIST)。食品成分表では「Rau má, má mơ」という項目名です |
| 英語 | Indian pennywort、Asiatic pennywort、gotu kola、spadeleaf(NParks)、Asian pennywort、tiger grass(LiverTox) |
| 中国語 | 积雪草、崩大碗(NParks) |
| 日本語 | ツボクサ。厚生労働省の一覧では、別名をゴツコーラ、セキセツソウ(積雪草)、レンセンソウ(連銭草)としています |
ラウマーはどのように飲み物にされ、ツボクサ茶と同じものなのですか
VKISTは、rau máをベトナムでとてもなじみのある植物で、人々が野菜として食べたり、ミキサーにかけて飲んだりすると説明しています。ベトナム保健省の食品局は、ゆでる、スープにする、生で食べるといった方法も挙げ、rau máはふつう加熱せずに飲まれると述べています。どちらの資料も、この飲み物をお茶とは呼んでいません。3つのつくり方のうち、rau máを水で加熱するのは煮出す方法だけです。
| つくり方 | ベトナムの資料の説明 |
|---|---|
| ミキサーにかける | 夏に生のrau máをミキサーにかけて飲み物にする(ベトナム食品局)。人々はミキサーにかけて飲む(VKIST) |
| すりつぶす | rau máを細かくすりつぶして搾り、その汁を飲む(ベトナム食品局) |
| 煮出す | rau máを煮て飲み物にする(ベトナム食品局) |
ラウマーはゴツコーラのサプリメントとどう違い、米国NIHのLiverToxは安全性について何と言っていますか
LiverToxは、米国国立衛生研究所(NIH)のNIDDKがつくる、医薬品と一部のハーブ製品やサプリメントによる肝障害のデータベースです。Centellaにうたわれている作用は、ヒトを対象とした前向きの対照試験では証明されていないとしています。また、Centellaは一般に安全とみなされているものの、黄疸を伴う急性の肝障害とまれに関連づけられていると説明しています。
LiverToxが紹介している例は、減量のためにcentellaを使ったアルゼンチンの女性3人(2008年報告)と、にきびのために口から摂ったスイスの1例(2011年報告)です。肝障害は使い始めてから3〜8週間で現れ、やめてから1〜2か月で治まりました。LiverToxは、市販製品の汚染やほかの肝毒性物質の混入は否定されていないと記し、centellaを、臨床的に明らかな肝障害のまれな原因である可能性が高いもの(尤度スコアC)と評価しています。
| 項目 | LiverToxの説明 |
|---|---|
| 食品として | 野菜として、またサラダにして食べられる |
| ハーブ製品 | カプセル、錠剤、粉末、液剤、皮膚用クリームとして市販され、広く手に入る |
| 承認 | 米国では、どの病気の治療薬としても承認されていない |